2025.07.31

【決勝】エイジェックユース VS BL関西女子

エイジェックユース 15-5 BL関西女子(6回コールド)

エイジェックユースが決勝の大舞台で打線が大爆発。16安打15得点の猛攻でBL関西を圧倒し初優勝を飾った。

プレイボール直後から打線が大爆発する。小林監督が『ラッキーガール』に挙げる1番・多田出美瑛奈が引っ張ってライト線へ二塁打を放つと、続く打者が犠打を決め、三塁に走者を置く。ここで3番・浅野羽舞希がライトへのタイムリー二塁打を放ち1-0と先制。さらに相手の失策の間に2点目、満塁と好機を広げ、7番・石井心萌がライトの頭を越すランニング満塁ホームランを放ちいきなりスコアボードに「6」を刻む。

その裏の先発のマウンドには、前日の準決勝に続き左腕・鈴木彩美凛が上がる。先頭打者への四球から、2死三塁とされるとBL関西4番・岩田瑠花にレフトへのタイムリー三塁打を浴び1点を失う。さらに打線が3回表に内野ゴロ間に1点を追加した直後の3回裏、先頭への安打と四球からピンチを招き、悪送球の間に失点。さらに2死からセンター前2点タイムリーを浴び7-4と3点差に。

それでも直後の4回表に、先頭の9番・初見莉奈の右中間を破る三塁打から、バントヒット、四球で1死満塁とし、4番・堀之内那月のセンターオーバーの走者一掃の三塁打で10-4。さらに代わった相手投手から、タイムリー内野安打も飛び出し11-4とこの試合最大の7点差に。

止まらない打線は5回にも、1番・多田出のライトへのタイムリー二塁打、3番・浅野の右中間を真っ二つに破るタイムリー三塁打でさらに2点を追加。

大量援護をもらった鈴木彩は、緩急を駆使し、ストライク先行の投球で相手の強力打線を打たせて取り、着実にアウトを積み重ねる。5回には2本の安打を浴び一、二塁から6番・外川結愛にレフトへのタイムリー二塁打を浴びるも、一塁走者が本塁を踏み忘れ、本塁アピールプレーで1失点に抑える。

6回には2死無走者から連打で二、三塁とし9番・初見がライト前2点タイムリーを放ち15-5と10点差まで広げる。抑えればコールドの6回裏も鈴木彩がリードを守り、6回完投で悲願の初優勝を飾った。

一方敗れたBL関西は、守備では記録に残らないミスも重なりエイジェック打線を止めることができず。今大会好投を続けた2番手で登板の近藤未来がマウンド上で足首を捻るアクシデントも響いた。強力打線も15失点はカバーできず、2年連続で和歌山県に優勝旗を持ち帰ることができなかった。

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