COLUMN

大会コラム

2024.07.27

むさし野オールシャインズ VS BL中日本女子

むさし野オールシャインズ 9-3 BL中日本女子

むさし野オールシャインズが昨年準優勝、一昨年優勝のBL中日本女子に逆転勝利で初戦を突破した。

 

3大会連続での対戦となったこのカード。先に試合を動かしたのは中日本女子。2回に1死から5番・深尾さくらが四球を選び、盗塁で二塁へ。続く打者は遊飛で2死も、7番・渡邉心結のショートへの打球で相手がファンブルする間に1点を先制。さらに3回には先頭の9番・川崎咲來が鮮やかな流し打ちで左前安打を放つと、1番・近藤亜麻はバントヒット、さらに相手の隙をつき無死二、三塁の好機をつくる。ここで2番・佐々木菜緒の三ゴロ間、3番・尾本鈴音が左前適時打を放ち3-0と追加点。

しかしシャインズがすぐさま反撃。2死走者なしから、5番・林明奈の安打と、2つの四球で2死満塁の好機をつくると、7番・山之内純佳が中前2点適時打を放ち3-2。さらに8番・伊藤瑚乃香も右前適時打を放ち3-3の同点に追いつく。

その後は4回から登板の2番手・笠原柚希が、走者を背負うバックの好守備もあり勝ち越しを許さず。迎えた5回の攻撃に、1死から四球で走者を出すと、相手のエラー、7番・山之内の左前安打で満塁に。ここで8番・笠原がフルカウントからファウルで粘ると、最後はレフトオーバーの2点適時二塁打を放ち5-3とついに逆転。さらに相手の守備の乱れにもつけ込み3点を追加し、この回大量5得点で8-3。続く6回にも相手の送球ミスで1点を追加し9-3。

投げては笠原が6回を三者凡退、最終7回は3番手・小川はのんが2死満塁のピンチを背負うも最後の打者を外野フライに打ち取りゲームセット。昨年、一昨年の無念を晴らす見事な逆転勝利で初戦を突破した。

一方、敗れた中日本女子は3点リードを守ることができず逆転負け。4失策と要所での守備のミスが得点につながり、大量9失点で力尽きた。3番・佐々木菜緒は2安打1打点と存在感をみせる活躍も、チームを勝利に導くことはできなかった。

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