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大会コラム

2024.07.31

【準決勝】Young RED QUEENS vs スルガマリンガールズ

Young RED QUEENS 5-4 スルガマリンガールズ(延長9回タイブレーク)

タイブレークにまでもつれた熱戦は、Young RED QUEENSが前年優勝のスルガマリンガールズに勝利。初の決勝進出を決めた。
拮抗した一戦の先手を取ったのはYoung RED QUEENS。2回、3四球で満塁とすると、小谷心音が押し出し四球を選び先制。

対するスルガマリンガールズは1点を先制された直後の2回、2四球と犠打でチャンスを広げ、岩科凪紗がセーフティスクイズを試みると、打球を処理した一塁手がホームに送球。だが間に合わず野選となり、同点とする(記録は犠打)。さらに四球で2死満塁とすると、中谷伊緒莉の2点タイムリーで勝ち越しに成功した。


だが5回、この回から登板した大塚穂香が2死球とヒットで満塁のピンチを招くと、死球を与えて1点を失ってしまう。そこで唐島田芽依にスイッチし、1死を奪い次打者を三塁ゴロに打ち取りホームに送球。キャッチャーから一塁に送球してダブルプレー成立と思われたが、一塁手の捕球エラーで二塁走者が生還。3対3と試合が振り出しに戻った。
するとYoung RED QUEENSは6回、小谷のヒットから1死二、三塁とすると宮崎こころのライトゴロで勝ち越しに成功した。


投げては3回から救援した西山稀夏が3イニングスを完璧に抑え、6回はランナーを一、二塁に背負ったが無失点で切り抜けた。


4対3とYoung RED QUEENSリードで迎えた7回裏、スルガマリンガールズは岩科のヒットで1死三塁とすると、敵失で土壇場で同点に追いつく。なおも1死一、二塁とチャンスを広げたが、代わったYoung RED QUEENS3番手・宮崎が後続を断って同点にとどめ、試合は延長戦に突入。


大会規定により、8回からは無死一、二塁で始まるタイブレークが行われた。
その8回、先攻のYoung RED QUEENSは2死満塁とするが無得点。その裏、スルガマリンガールズは1死満塁とするが併殺打で得点はならなかった。
そして9回、Young RED QUEENSは犠打と申告敬遠で1死満塁とすると、大井青音がスクイズを決めて待望の勝ち越し点を奪った。


7回途中からリリーフした宮崎が粘り強いピッチングでその裏も守り切り、Young RED QUEENSが5対4で勝利した。
敗れたスルガマリンは1点を追いかける9回裏、犠打失敗があったものの1死満塁とチャンスを広げるが、三塁走者が飛び出してしまいアウト。最後の打者が空振り三振に倒れ、連覇はならなかった。

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